生きる女性が女性の生きるを考えるブログ

中小企業戦士すぉが、女性の社会進出が進む世の中で感じた違和感を日々綴っていきます。

土俵とジェンダー

何を書こう何を書こうと考えてある内に、ずいぶんと時間が経ってしまいました。

思ったことを思ったうちに書かないと、どんどん新しいジェンダー違和感が増えて、また内容に迷うだけですね!

 

テレビを見ていて、呆然としてしまいました。

 

女性は土俵に上がらないでください。

男性が上ってください。

 

衝撃的な言葉ですよね。

あちこちで議論にあがっているのを目の当たりにしました。

私も正直とてもショックでした。

 

もちろん、相撲の世界で土俵は女人禁制とされているのは知っています。

行司さんもふだん女性が足を踏み入れないところに入ったのを見てパニックになったとは思います。

 

でもニュース見てて違和感あったでしょう?

倒れた市長の周りにわらわらと集まる男性、オロオロして何をするでもない。そこにサッと現れた女性が男の人を掻き分けてすぐに心臓マッサージをするんです。

ヒーローみたいでしたよね。あの状況でね、土俵がどうとか考えていた人なんてほとんどいなかったでしょうよ。

行司さんの声も苛立っているような言い方で、良い気がしませんでした。

 

元々、女人禁制なのは豊穣の女神が嫉妬しないためだそうですよ。女性が土俵に上がってしまうと、豊穣の女神がやきもちをやいてしまうんですって。

はたして女神は、人命を救助しただけの女性にやきもちをやくでしょうか?

あんなに苛立った声で何度もアナウンスをすることでしょうか?まるで女性がきたないから土俵に上がれないかのような声色ではなかったですか。

 

相撲は日本の国技で、伝統がある競技です。

でも、いつまでもそんなに頭が固いことを言っていて、大丈夫なの?

日本人は無宗教って言いたがる割に、別宗教のハロウィンやイースターは取り入れ、国技の神事に基づく謎の伝統は守りたがるんです。

 

 

伝統だ女性差別だっていう論争は置いておいて、どうせ日本は既にジェンダー後進国なんだし、相撲が先にサクッと伝統を覆すみたいなことをしてみてもいいんじゃないの?

 

時代に合わせた進化も、伝統だと思います。

 

日本人が道徳を持って、日本人みんなが気持ちいいシステムを作るのは、悪いことではないんじゃない?

女性が土俵に上がったって、今回みたいにプラスになることはあれど、マイナスになることなんてないじゃないですか。

 

せっかく無宗教と言い張っているんだから、ほかの宗教的な国よりはよっぽど変化しやすいじゃない。

 

 

時代錯誤な ならわし は変えてしまえる勇気をもちましょう。みんなの未来のために。